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岡崎倫典「'96 Kamakura FM 82.8」

 82.8MHz,鎌倉の地域FM局のイメージ・アルバム。この前年にはオムニバスという形でイメージ・アルバムが出されたようだ。オープニングの「1192 KAMAKURA」は,最初の出音を聞いた時点でわくわくするような名曲。1192は鎌倉幕府の開設から来ているのか。
 鎌倉と言えば海であり,その点でファースト・アルバムの「Bayside Resort」からタイトル曲が入っているのはわかるような気がする。Your SongやTammy,Smoke Gets in Your Eyesといったアレンジものも収録されていて,バリエーションに富んでいるが,基本的に海岸の道をドライブするときのBGMという感じではないだろうか。
 今さら気が付いたが,倫典さんのアルバムがアコースティック・ギター・プレーヤーのアルバムで一番揃っているかもしれない。
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by northCountry | 2004-02-18 19:07 | CD評

岡崎倫典「若者のすべて」

 サブタイトルに「Stay Gold」とある,「若者のすべて」という番組のサントラとして作られた。元々倫典さんの場合,アルバム全曲新曲というのはあまりない。いくつかの曲は再録音だったりするので,遅れてやってきたファンとしては何を買うのが最適なのかよくわからなかったりする。
 オープニングはMr. Childrenの「Tommorow never knows」のアコースティック・ギター版である。これがなかなか,スリリングなアレンジで気持ちいい。続くChronic Townもスピードあふれる。一転「沈黙の絆」や「麻衣'94」とスローに聞かせる曲が続く。名曲「麻衣」は2バージョン録音されている。
 全体には倫典さんらしい仕上がりになっているが,ハーモニカをフィーチャした曲が多い。主役がハーモニカを吹くキャラクター設定になっていたのだろうか。見たことないんで知らない。そういえば木村拓哉主演らしいので,倫典さんのアルバムとしては一番売れたのかもしれない。

若者のすべて
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by northCountry | 2004-02-16 15:07 | CD評

岡崎倫典「HEARTSTRINGS」

 2003年10月発売の倫典さんの最新アルバム。例によってアコースティック・ギターを中心としたアンサンブルだが,やっぱええわ。毎朝聴いている状態。同時期に買ったものもあるのだが…。
 個人的には「Beatnics」とか「Misty Eyes」が気に入っている。ミディアム~スロー系の曲はややクラシック音楽に近い印象で,ある程度傾向が似ているような気がする。まあある程度仕方がないのかとも思う。それに曲自体はきれいな曲が揃っている。全体としても既視感がない。このあたりはさすがだと思う。
 多くのプレーヤが手がけている「The Water is Wide」に関しては,割と解釈が違っていて面白いのだが,出来としては岸部眞明氏のアレンジが一番好きだな。
 アルバムとしての完成度は高い。楽曲もよい。ただ前作である「Promnade」とどっちを薦めると問われたら,個人的にはPromnadeを取る可能性が高い。

Heartstrings
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by northCountry | 2004-02-16 14:40 | CD評

岡崎倫典「Promnade」

 個人的ではあるが,岡崎倫典さんのアルバムで最初に購入したのがこれ。「トトラの島」「Zontac Hill」「City of Tokyo」とか,カッコイイ曲ばかりでかなり気に入っている。「雲の上の小さな島」は一応弾けるようになった。
 中でも好きなのがトトラの島で,これをライブで聴いたときは鳥肌が立つほど感動した。おそらくは楽曲の良さがライブ感と重なることによって出てきた感動だと思うのだが,ライブが「いい」と思ったのはこれが初めてだった(「楽しい」だったら押尾コータローの方が先だった)。トトラの島は,耳コピーをした人がインターネットにTAB譜を掲載している。それを見て練習しているが,なかなか弾けない(;_;)。
 というわけで,倫典さんの曲はかなり好きである。ただその割合が,もしかしたらギタリストというよりもコンポーザーの方に向いているような気がする。

Promnade
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by northCountry | 2004-02-13 22:51 | CD評

岡崎倫典「Bayside Resort」

 岡崎倫典のファースト・アルバム。彼は未だにソロ・ギターというスタイルではなく,ギターを中心としたアンサンブルでアルバムを作っている。一度話をしたことがあって,なぜかと聞いたら「ライブとの違いを出したい」というのと,「せっかくだからいろんな音を重ねてみたい」ということだった。納得できる理由である。
 ただアンサンブルにすると逆に,安っぽくなってしまう面があるように思う。例えばこのアルバムだと「コスモス畑と一輪車」や「Bayside Resort」。重なった音がかえって「ありがち」な感じを生んでしまったように思う。
 メロディ・メーカーとしての岡崎倫典氏の能力は高い。「麻衣」の美しさや,「影丸と14匹の仔猫たち」のウキウキする感じなど,とてもすばらしい楽曲だと思う。

Bayside Resort
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by northCountry | 2004-02-13 22:44 | CD評

小松原俊「Treasures」

 小松原俊のメジャー・レーベル初作品。彼が出したインディーズ時代のアルバムのベスト+新曲という構成。
 「Dear +2」があまり気に入らなかった割にまた買ってしまったのは,「くじら」という曲が聴きたかったのと,楽譜が出るらしい…という噂があったため。ベスト盤なんだし,Dear +2よりはいいだろうと思ったのも理由である。
 確かに収録された「Love Song」はいいし,「ステッセルのピアノ」とか「くじら」はいいと思う。あと,Dear +2にも収録されていた「Voyager」とか。しかし全体の印象は正直,Dear +2とあまり変わらなかった。印象が変わらないという意味では,小松原俊に最初に触れるアルバムとしてはこれかと思う。
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by northCountry | 2004-02-13 22:25 | CD評

小松原俊「Dear +2」

 小松原俊のインディーズ・ファースト・アルバム。実は楽譜がもうなくなった…というのを見てお茶の水をうろついてみたところ,カワセ楽器で残っていたモノを発見し,衝動買いしてしまったのが最大の購入理由。楽譜だけでちゃんと弾けるウデがないもので。
 小松原俊の楽曲としては,「LOVE SONG」くらいしかしらなかった。評判もよく期待していたのだが,ちょっと感性が合わない感じ。音のコントロールとかすばらしいのだが,中川イサトとはまたちょっと違うオリエンタリズムとでもいうのが強く漂っていて,どうもそれが性に合わない。このアルバムで気に入ったのは,「夕波」と「Voyager」かな。
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by northCountry | 2004-02-13 22:17 | CD評

中川イサト「Dream Catcher」「Solar Wind」「Tree Circle」

 一気にまとめてしまう。
 FOOTPRINTSが良かったので,結構期待して聴いたのがDream Catcher。第一印象は「聴いたことがある…」というもの。中川イサトが展開するオリジナリティ,それが「オリエンタル」路線なわけだが,身も蓋もなく言ってしまえばすべて同じ幅に収まってしまっているという感じ。これはSolar WindやTree Circleにも通じる。
 単独で聴いたら,決して悪いわけじゃない。というよりも,きれいな曲が揃ったアルバムではある。ただ,インパクトがない。
 実は彼のライブもそうだった。ソロのライブはK楽器のインストア・ライブだったかな。あと,曙橋バックインタウンで岸部眞明,住出勝則の3人ライブも聴いた。丁寧な演奏だし,きれいな演奏だが,感動はしなかった。
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by northCountry | 2004-02-13 17:05 | CD評

中川イサト「Standards」

 全編カバーという珍しい構成のアルバム。有名な曲が多いので,これを全部マスターすればライブで受けやすい…かもしれない。その前に自分の腕を磨かないといけないが。
 比較的驚きの少ないアレンジで,安定していて聞きやすい。半面,ちょっと感動も少ない。ながら作業で聴いていると,いつの間にか終わってしまっている感じ。
 中川イサトのアルバムは,ほとんど対応する楽譜が出ているのでプレーヤーには便利。練習に重宝している。その意味ではお買い得か。
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by northCountry | 2004-02-13 16:57 | CD評

中川イサト「FOOTPRINTS」

 中川イサトは,日本におけるアコースティック・ギター音楽の先駆者である。このこと自体は,動かしようのない事実である。業績としてはそれだけで立派だ。
 FOOTPRINTSは文字通り中川イサトの足跡であり,ある意味で集大成だと考えていいだろう。初期のラグタイム風楽曲から,最近の“オリエンタル”路線まで,一通り揃っている。どれもはっとする目新しさはないが,安心して聴ける楽曲ばかりだ。中川イサト初心者には最適。
 ギターを弾く立場からすると,スコアも出ているし弾きやすい曲も多い。「蘭」「風の谷」「Crescent Moon」などだ。ボク自身は速いパッセージを弾きこなせないので「Opus-1310」なんて弾けないが。
 某匿名大掲示板なんかをたまに見たりすると,「パクリ」とか「偉そうに」とか「つまらない音楽」といった批判はある。確かに彼自身が発信しているメッセージは「偉そう」だし,「何様のつもり?」的な発言が皆無とは言えない。
 だが,タッピング・ハーモニクスを取り入れればパクリかと言ったら全然そんなことはない。音楽にはジャンルは厳然として存在するし,そのジャンルにおけるフォーマットを踏襲すればそれなりに似たものになる(だからジャンルが形成される)のは当然とも言える。そういう風に新しいモノを取り入れた結果を評して「パクリ」というのは間違いだと思う。
 問題は「つまらない」かどうかなのだ。
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by northCountry | 2004-02-13 16:50 | CD評