Andrew Dewar「Space Planes」

 Paper Airplanes That Really Flyシリーズ第3弾か第4弾かの片割れ。テーマは「宇宙船」ということで,確かに紙飛行機としては特異な形のものが多い。揚力物体,というイメージのものがいくつかと,あとはスペースシャトル的な形のものが多い。

 同時期に出たWings of Adventureとは対照的に,Space Planesは二見書房版とのダブリが少ない。空飛ぶ円盤「Jupiter」や「Space Shuttle」,垂直上昇ロケット「Shooting Star」,揚力物体「Space Taxi」といったあたりが重なっている。全部で15機種だから,11機種が新規ということか。これはこのシリーズ最多じゃないか。名称だけは「Pluto」がかぶっているが,機体は全くの別物である。

 スケール・モデルは少なめ。まあテーマがテーマだけに当然か。想像の世界でしか飛んでいないモノもスケール・モデルというべきなのか。構想として語られていた機体が,模型レベルとはいえ飛ぶというのはなかなか面白い趣向だ。ここにあたるのが「Orbital Sciences X-34」と「X-30 Orient Express」,「SpaceShipOne」だ。前2者はNASAの実験プロジェクトから。SpaceShipOneはPaul Allenもスポンサーになっているらしい。Space Shuttleに近い往還船とブースター・デバイス(こちらも往還可能)という構成。初期のスペースシャトルがジャンボの背中に乗っていた図を覚えておられるだろうか。要するにオンブバッタのスタイルである。

 ボクは個人的に,Dewarさんのオリジナル機って結構好きなので,このシリーズの中では一番面白いと思う。ただ,他人に勧めるとしたらどうか。特殊な形状の機体が多く,結構飛ばすのが難しそう。というわけで,

・二見書房版を持っていない方にはWings of Adventureをイチオシ。
・ジェット機好きはFighter Jets
・古典好きはPioneers of Flight
・変形好きはSpace Planes

というのが今のところの結論。つーか,このシリーズは比較的簡単なペーパークラフトだと思っても楽しめると思う。
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by northCountry | 2004-11-24 19:23 | 紙飛行機


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